「会社を辞めて、これからどうしよう…」 退職後にまず心配になるのが“お金”のこと。そんなときに心強いのが「失業保険(雇用保険の求職者給付)」です。
この記事では、2025年4月現在の最新制度に基づいて、受給資格から申請方法、給付額までわかりやすく解説します。
✅ 1. 失業保険をもらう条件(受給資格)
- 離職日以前2年以内に12か月以上、雇用保険に加入していた
- 倒産や解雇などの場合は6か月以上でOK(特定受給資格者)
- 働く意欲と能力がある
- 積極的に求職活動を行っている
- ハローワークで求職申し込みをしている
👉 自己都合退職や懲戒解雇は、給付制限(2〜3か月)が原則必要
※2025年4月現在、大きな制度変更は確認されていませんが、ハローワークで最新情報を確認しましょう。
✅ 2. 申請の流れ(簡単4ステップ)
ステップ1:会社から「離職票」を受け取る
- 離職票には「離職票-1」と「離職票-2」の2種類があり、両方そろって初めて手続きが可能です。
- 届かないときは会社へ確認を
ステップ2:ハローワークで申請
必要書類を持って、居住地を管轄するハローワークへ:
- 離職票-1・2
- 本人確認書類(免許証など)
- 雇用保険被保険者証
- 写真(2枚)
- 印鑑
- 通帳またはキャッシュカード
ステップ3:雇用保険説明会に参加
- 申請から約1週間後に説明会
- 受給までの流れや求職活動の方法を確認
ステップ4:失業認定を受ける
- 4週間ごとに「失業認定日」があり、ハローワークで報告
- 認定されると給付金が振り込まれる
✅ 3. いくらもらえる?(給付額と日数)
▶ 給付額の目安
離職前6か月の平均賃金 × 給付率(45〜80%)
例:月収30万円 → 1日あたりの給付額: 30万×6ヶ月=180万 → 日額10,000円 × 給付率50% = 5,000円
▶ 給付日数の目安
離職理由 | 被保険者期間 | 給付日数 |
---|---|---|
自己都合退職 | 1年以上 | 90〜150日 |
会社都合退職 | 1年以上 | 90〜330日 |
💡 自己都合退職には給付制限あり(2025年4月以降は原則1ヶ月)
✅ 4. 受給中の注意点
- 月2回以上の求職活動が必要
- アルバイト・副業は報告必須(内容により減額や停止の可能性)
- 再就職が決まったら報告 → 条件により「再就職手当」あり
- 虚偽報告は不正受給になり、返還や罰則の対象
✅ まとめ
- 失業保険は退職後の生活を支える大切な制度
- 受給のためには早めの申請と正しい手続きが重要
- 制度の詳細は必ずハローワークで最新情報を確認!
👉 この記事が、あなたの不安を少しでも軽くし、次のステップへの後押しとなれば幸いです。
※この記事は2025年4月14日時点の制度に基づいています。制度変更の可能性もあるため、必ず最新情報をご確認ください。